
浴槽水の衛生管理に大切なレジオネラ菌発生時の対処法や問題点、危険性についてご紹介します。
レジオネラリスクについて
レジオネラ症は、レジオネラ属菌を吸収すると劇症肺炎などの感染症を起こし、重篤な場合には死亡する場合もある危険な細菌感染症です。
循環式浴槽や冷却塔などの閉鎖水域では急激に増殖し、2007年には全国で635人が感染しており、毎年増加傾向にあります。
レジオネラ症が発生した施設・設備管理の不備が原因で、発生しやすいリスクを総称して「レジオネラリスク」と呼んでいます。
レジオネラ症に感染した場合のリスク
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対応施設一例
循環式浴槽、温泉、病院、老人介護福祉施設、スーパー銭湯、スポーツ施設、プール、冷却塔(クーリングタワー)、岩盤浴など
水質検査でレジオネラ属菌が検出された場合
水質検査でレジオネラ菌が検出された場合は、国の指針で浴槽の使用を中止して保健所に届けることが義務付けされています。
菌の数が多い少ないの問題ではなく、菌を吸収することが感染の要因で、菌の発生は循環設備の中に生物膜などの有機物汚れが体積している証明になります。
レジオネラ症に感染した患者が出た場合の対応
1.法令により、レジオネラ症を診断した医師は7日以内に保健所に届ける義務がある。 |
2.該当する施設は、現状を保存して保健所の調査を受け原因を解明する。 |
3.洗浄や消毒および必要な改修工事を行い、保健所の検査を受ける。 |
4.レジオネラ属菌が出ないことを証明し、保健所の承認が出るまで当該施設を閉鎖する。 |
レジオネラリスクチェック
施設のお湯は問題ないか、該当する項目をクリックしてみてください。 ×印の項目が多いほどレジオネラ菌発生リスクは高まります。
全24項目
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